カテーテルを使用した強制給餌

カテーテルを使用した強制給餌
カテーテルを使用した強制給餌

マガモや鶏は適正な飼育さえすれば滅多に病気にならないのですが、ストレスが掛かったり季節の変わり目などに突然飼料を食べなくなることがあります。そのような個体を見つけた時は直ぐに強制給餌をしますが、強制給餌には人間用のカテーテルチューブを使用して直接ソノウまでフードを注入します。
用意するもの(私の場合)
30mlのシリンジ
カテーテル16Fr(フレンチ)
フォーミュラー
水鳥用のペレット飼料
ネクトンS(総合ビタミンサプリ)
無添加の青汁パウダー
湯煎用のボウル

水鳥用のペレット飼料を微粉末になるまですり鉢で良くすり潰して、フォーミュラーとネクトンS、青汁パウダーを加えてぬるま湯で良く溶きます。


トロトロに溶いたフードをシリンジで20ml~25ml吸引、シリンジの先端についたフードをティシューで良く拭き取ってカテーテルを装着します。(40℃くらいのお湯を張ったボウルで温めておく)


現状だとカテーテルに空気が入っているので、最後に良く看護師さんが注射器の空気を抜くためのぴゅって液体を出すように、チューブの先から余分なフードを出します。


これは、ちゃんとフードがチューブの中を通るかどうかの確認でもありますし、カテーテルチューブに空気が入っている状態でフードを注入するとフードが逆流して気管に入る恐れがあり危険です。必ずチューブの先から余分なフードを出す必要があります。


それでは本番の給餌方法ですが、2人で作業した方が安全だし楽なので、鳥の背後から両翼を抑えておいてもらいましょう。まず親指と人差し指で嘴をこじ開けます。


この時少し暴れるかもしれませんが、しっかり保持して下さい。舌の付け根に小さな穴が確認できると思います。これが【気管】です。気管に入らないように確認しながらゆっくりカテーテルを挿入させます。暫くすると止まる感じがするので、カテーテルを前後に動かしてソノウに届いたか確認します。


ソノウに届きましたらフードをゆっくり注入し、フードを注入し終えたら素早くカテーテルを抜きます。シリンジにフードが残っていても無理に注入する必要はありません。


こちらの動画を何回も観てイメージトレーニングしました。

くれぐれもフードが逆流して気管に入らないように気を付けて下さい。私は1日3回強制給餌していました。強制給餌で維持すると共に、ドッグフード等の嗜好性のフードも添えて置き、食べてくれるようになるともう安心です。

カテーテルを使用した強制給餌
カテーテルを使用した強制給餌

マガモ・合鴨・アヒルには16Fr(5.3mm)で良いです。鶏には14Fr(4.67mm)~10Fr(3.33mm)を使い分けると良いと思います。

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