鶏コクシジウムの治療と予防

4.5
バイコックス
バイコックス



コクシジウムの駆除にバイコックスが使われています。牛用と豚用がありますが、成分は変わりません。日本は100mlで発売されており、海外は250mlで発売されています。


いづれも成分はトルトラズリルです。このバイコックスの特徴は1回の投与でコクシジウムに効くということです。しかも副作用はほとんどありません。


コクシジウム症は、コクシジウム類に属する原虫の感染によって起こる寄生虫感染症ですが、おもに下痢や脱水などを引き起こします。

鶏コクシジウム症の症状



主な症状は、下痢や脱水など。成長不良の原因にもなります。鶏コクシジウム症にかかると、水様性の下痢をします。粘液や血がまじった下痢をすることもあります。


下痢にともなって、脱水が見られます。特に若い鶏ほど脱水がひどくなり、食欲の低下を生じます。このため成長不良や衰弱が起こることがあります。


鶏コクシジウム症は、コクシジウムが鶏に寄生することが原因です。感染した鶏の糞便と一緒に排泄された卵型のコクシジウムが、鶏の口に入ることで感染します。


感染鶏は症状が回復した後も、しばらくの間は糞便と一緒に病原体を排泄して、他の鶏への感染源となります。多数羽飼いをしている場合は、全羽に1回で駆虫が終わるトルトラズリルを経口投与または飲水添加投与します。


トルトラズリル1回で駆虫が終わりますが、念のため2週間後トルトラズリルの再投与。

鶏コクシジウムの治療薬バイコックスの用法用量



投与量については、体重1kgあたり7mgのトルトラズリル。バイコックス2.5%の場合、1リットルの飲水に1ml~3ml添加して2日間飲水投与。当方は、鶏コクシジウムの予防・治療共に1リットルの飲水に1mlを良く混ぜて2日連続で自由飲水させています。


情報源:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0622-8i.pdf

http://check-m.com/pet/baycox25

経口投与する場合はツベルクリン用シリンジとフィーディングニードルがあれば便利です。フィーディングニードルは先端が球形になっており、口腔を傷つけず安全に投与できます。

フィーディングニードル
フィーディングニードル
ステンレス製のフィーディングニードルでの投薬や給餌
あると便利なフィーディングニードルです。鶏やクサガメへの投薬、犬や猫にも流用できると思います。スズメの雛を拾った時にはスリ餌やフォーミュラーを給餌して育てました。普通のシリンジでもノズル(先端)が小口だと取り付けが可能です。亀への投薬って難
ツベルクリンシリンジ
ツベルクリンシリンジ



ツベルクリン用のシリンジ(小口:1ml)を用意しておくと正確に量れます。

コクシジウム症の予防にはダイメトン散を使っています



ダイメトン散
ダイメトン散



現在、コクシジウム症の予防にダイメトン散(サルファ剤)を使っています。この粉薬の使い方ですが、飼料に混ぜて使います。粉薬を振りかけて、手袋をした手で良く混ぜます。(素手で混ぜると手が荒れるかもしれません)

  
飼料の量ですが、適当です。我が家ではどれくらいでしょうか… 1日1回、コーヒーのマグカップ2杯分にダイメトン散1gを均一に混ぜて、確実に食べさせる為に霧吹きをして濡らして与えます。


投薬期間は、5日連続で投与します。ダイメトン散は犬猫のコクシジウム症でも使われるので、動物病院で入手可能です。100gで2000円くらいです。


コクシジウム症の予防にはサルファ剤を使用、既にコクシジウム症に罹っていて治療する場合はバイコックスがおすすめかと思います。


最近ではサルファ剤は使用せず、鶏コクシジウムの予防・治療にはバイコックスを使用しています。


情報源:
「子牛を丈夫に育てる その11〜寄生虫の駆除(2)〜」 | 有限会社シェパード中央家畜診療所
(有)シェパード中央家畜診療所がおくる松本大策のサイトです。スタッフによる様々な情報の発信、採卵・受精卵移植のご紹介等みなさんといっしょに幸せな牛飼いできるように頑張って参ります。
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