小孔雀 Peacock Pheasant

小孔雀
小孔雀


小孔雀と名付けられていますが、後で述べますセイランに近似の鳥です。


両者は卵を1クラッチに2個しか産卵しません。


又非常に落ち着いた色調の羽の中には宝石をちりばめた様な高貴な円紋を有して、全体として気品が高く、人を恐れず、禽舎で飼うには都合の良い鳥の中の最高峯という可きでしょう。


6種類ありますが、熱帯地方の鳥で、ヒマラヤ東部からビルマ、タイ、印度支那北部、ハイナン、マレイ半島、スマトラ、ボルネオ、それにフィリピンのパラワン島等に産します。


外観は全身が褐色で、美しい金属光沢の縁または青の円紋があり、白又はバフ色で虫喰い状の条があります。蹴爪は普通は2つを有し、1つ或いは3つの事もあります。


雌には蹴爪はありません。跗は長いです。


産卵は1クラッチに2個しかせず、然し、此れを取り去れば2ないし3クラッチの産卵をします。卵は無斑白色で僅か褐色を帯びており、大きさは4.5cm x 3.6cm 孵化日数は18日~22日です。


此の鳥は稀種で珍重される鳥ですが、繁殖は割り合い容易です。雛も育て易いのです。


巣箱はジュケイ、ミカド雉等と共に大地より高い処に設置するのが宜しい。熱帯のジャングルの奥深くにおり、臆病です。


自然界における食物は種、葉、芽、昆虫、地虫等です。


飼育の際の飼料はやはり雉用マッシュにミルワームを与えると良いのです。又、リンゴ、ブドウ等を与えるのも結構です。又、繁殖期に雄が雌を傷つける事があり、殺されたりすることがあります。


赤外線で保温した部屋を冬期は用意すると結構です。小孔雀はレタスのような緑餌を必要としません。


雛は最初の数日は育てるのが難しいです。此の雛は雌親の尾の下に隠れており、母鳥に呼ばれて餌を其の嘴からもらって食べ、地面から自分で拾って食べようとはしません。


此れが為に電気孵化の場合には雛にミルワームをピンセットではさみ与えるようにしなければなりません。また金鶏などの雛を同居させて小孔雀の雛に食べ方を教えるのも一つの方法です。


最初の1週間はミルワームだけとし、以後、雉の餌に代えていきます。


孔雀やセイランに比べて著しく小さいのですが、羽冠を有するものもあり、雄が雌の前でするディスプレイは特異で美しいものです。
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