マゼランガン Magellan Goose

マゼランガン
マゼランガン


南米のツクシ雁の一種で体が大きく、美しい立派な雁です。


近年日本に居なかった雁ですが、仲田幸男氏がアメリカの友人から取り寄せ、毎年数羽ずつ繁殖に成功しています。


其の1つがいは京都動物園に行きました。雌雄異色で鳴き声も異なる、雁としては珍しいケースです。


即ち、雄は頭、胸は純白で美しく、脊、脇の方は黒い縞が一面に入っており足は黒色ですが、水かきは少し退化しています。


雌は頭、頸は茶褐色で、そのほかの部分は茶褐色に灰黒色の横縞が沢山入っています。


鳴き声は、雄は高くて小さいのですが、雌は太くて大きい声を出します。


ロウバシガン同様、水にはあまり入らないのですが、交尾は水中で行う結果、池がなければ繁殖できません。


毎年4月下旬に産卵し、抱卵は5月1日頃から始めて6月初めに孵ります。


抱卵の日数は32日です。


非常に良く人に馴れて楽しい雁です。此の雁も闘争性が強くて他の鴨類はもちろん、コクチョウ、白鳥等と共に同居で飼うことはできません。


南米の南端、フォークランド島に産し又、南米の南部には大きさの違うマゼランガンがいます。此の雁は羊の群れと同居で餌をあさっているのですから、緑餌が主食で宜しいのですが、繁殖期にはマッシュ、粒状穀類を混ぜて与えると宜しいです。


雛を育てるには、餌付け後1週間はチックフードに卵黄、更にドッグフードを混ぜて与えるのですが、其れ以後は緑餌を沢山与えてタンパク質含量を減少した餌を与えないと、脚関節に異常を来たし、又、翼を垂れたりして廃鳥となります。
NEXガード
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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