ツバメ

ツバメ
ツバメ

日本に来て繁殖するツバメは4種類もあります。それは普通のツバメとコシアカツバメイワツバメショウドウツバメです。コシアカツバメは関西に多く、イワツバメとショウドウツバメは東北から北海道にかけています。


良く昔から『柳にツバメ』というのは、彼らは繁殖が終わると私たちの軒先から離れて柳などに止まって夜を過ごすからです。10月になると、再び南の国へ帰って行くのが普通です。


ただ、全国に2~3ヶ所だけ、冬でもツバメのいる場所が知られています。ツバメが人家に巣を架けるようになったのは、ここ2000年ぐらい前からです。それまでは崖や木の洞に営巣していました。


ツバメの渡りは、気温と風向に左右されることが多く、彼らは年平均気温9℃の等温線の北上と共に渡って来ます。九州の南端の枕崎を通過するのは、平均3月10日とされています。


そして太平洋岸を北上して、東京へは3月末か4月はじめに到着します。北海道ではそれより約1ヶ月遅れます。帰るのは8月中旬で、沼地などに集まり、大集団となって九州、沖縄、台湾を経てフィリピン以南に渡り、寒い冬を過ごします。


彼らの早さは1時間180マイルになります。

ツバメの巣料理



中華料理にツバメの巣、即ち、燕窩(えんか)または燕巣(えんそう)と呼ぶものは、無くてはならないものです。これは、中国南部からフィリピン、東インド諸島に棲んでいるコロカリアツバメ、またはアナツバメと呼ぶ鳥の巣材です。


この鳥は、ツバメといっても普通のツバメ科のものではなくて、アマツバメ科に属し主に海岸の断崖に自分の唾液腺からの分泌物で巣を作るもので、黄色の半透明な色をしていて、生の寒天のようなものです。


これを鍋で煮て食べるわけです。これを採集するため現地の方が危険を冒して断崖を降ります。近年では、土蔵の内壁に営巣させることに成功したので産業となりました。

アナツバメ



アマツバメ科のコロカリア属の鳥で、普通のツバメとは異なります。日本のアマツバメに近い種類です。和名をコロカリアツバメ、又はアナツバメと言います。


主に中国南部から以南の熱帯地方に生息しています。巣は集団的に1ヶ所にまとまって営巣し、主に海岸の断崖に多いです。

NEXガード
キジと水鳥 仲田幸男 昭和46年12月20日 ASIN: B000JA2ICE 泰文館 (1971)
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